大問番号

単 元 名

講 評

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香港返還

リード文は、香港返還と一国二制度を概観するものであり、これらの時事問題に関する整理が行われていないと、対応できないものである。ただ、内容はいずれも基本的なものであったので、新聞から得られる情報で十分解答できる。日頃の社会に対する深い関心が求められているのであろう。設問は、選択肢の与えられた空欄補充のみで構成されているので、きちんとした文章の読み取りが必要となる。

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民主制の本質

リード文は、古代と近代の民主政治の比較により、その本質を解き明かそうとするものである。思想や歴史に関る分野であり、かつ、1800字程度の長文なので、文章読解力が要求される。設問は、空欄補充と下線関連問題で構成され、設問ごとに４つの選択肢が示されている。ただ、単純な用語を問うものは少なく、本文の理解が必要である。また、イギリスの政権交代も問われた。時事問題に対する配慮も必要である。

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国際収支

リード文は、新統計方式の国際収支構造を示しつつ、国際経済の現状を問うものである。累積債務問題で締めくくるところは、国際経済の動向を意識したものと思われる。いずれも、基本事項を問うものだが、2000字を超える文章は、受験生にとって負担かも知れない。設問は、語群を示した空欄補充のみで構成され、いずれも基本事項である。長文に圧倒されなければ、決して難しくない問題である。

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環境問題

リード文は、経済成長がもたらした矛盾としての産業公害と、現在の生活公害や地球環境問題との違いを示すもので、近年の頻出問題である。昨年度の政治学科でも環境問題は出題されているので、他学部・学科の過去問題を検討することが欠かせない。設問は、空欄補充のみで構成され、空欄ごとに５つの選択肢が示されている。いずれも基本事項なので、きちんと学習していれば、必ず正解を導くことができる。